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2005,03,08, Tuesday
風呂とYシャツと私
先日、アジトにネット環境を整える為の工事が行われた。
このアジトに入ってからずっとネットに繋がっておらず不便であったが、 これでもう安心というもの。実際ネットときたらたいしたもんだ。 工事部隊は予定より1時間早く到着した。私は私で早めに帰宅していたのだが、 奴らが来る前にクリーニング屋に行かなければならなかったのだ。 私の計算が正しければ、その日までにクリーニング屋に行っておかないと、 着る服が底をついてしまうのだ。にも拘らず、奴らは来た。 思わぬ事で足止めをくった私は抗う術を知らず、工事の幕は切って落とされた。 予定工数は約1時間と聞いていた。私の計算が正しければ、 ちょうどクリーニング屋が閉まる時間だ。 私は小脇に洗濯物の入った袋を抱えて工事を見守りながら、こっそり焦っていた。 作業は滞りなく進んでいるようだが、時間は刻一刻と過ぎていく。 そんな中、ふと私の脳裡によぎったのは、 裸にネクタイを締めジャケットを羽織って職場に向かう自分の姿だった。 こんな時に何を考えているのか私は。 そんな自分のダメさ加減にガックリしていたところへ、トドメを刺す出来事が。 「ダメだこりゃ。線が来てねぇわ。あのーすいません、風呂の上登っていいスか?」 とオッサン。どうやら壁の内側にケーブルを敷かなければならなくなったらしい。 「登っていいスか?」と訊かれても、ダメと云うわけにはいくまい。 何でもいいから早く済ませてくれ。風呂の上でもトイレの中でもどこへでも入れ。 そうこうしているうちに30分が過ぎた。オッサンはまだ風呂場の上だ。 裸ネクタイの私はもう満員電車に揺られている。急げ急げ急げ急げ急げ。 「すいません、工事の方終わりましたんでー」 へ?何かムチャクチャ早くないか。予定より30分も早いぞ。 とりあえず接続確認。オーケーだ。書類にサインをする。 いいじゃないかやるじゃないかオッサン。 「来るのも早かったし作業も早かったし、前倒し前倒しで助かりましたよー」 などとニコニコ軽口を叩く私。満員電車を下りた私もちゃんとシャツを着ている。 オッサンが帰るやいなや、クリーニング屋へ急ぐ。よし、まだ開いているぞ。 「あのーこれお願いします。」 「ハイハイ、Yシャツね。3日後に取りに来てね。」 「わかりました。3日後ですね。じゃよろしくお願いしますー」 って3日後!?アジトに残されたシャツは確かあと2枚... 私の計算が正しければ1枚足りません。職場のドアを開ける私は再び裸ネクタイ。 マジで困った事になった。冬だし2日くらい続けて着ても大丈夫... いやいやキレイ好きな私のモラルが許さない。 明日あたりアオキだか青山だかで買うとするか... いやいやビンボーな私のオサイフが許さない。 じゃやっぱり裸ネクタイ...いやいやいやいや。 ま、まだ2日あるし何とかなるだろ。とにかく今夜はもう寝よう。 私はシャワーを浴びて眠りについた。 で、今朝だ。貴重なYシャツを着込み、ヒゲを剃るべくバスルームへ。 って風呂場ビチャビチャやないか!ナゼ?なぜなんだホワーイ? どうやら換気扇が廻っていないようだ。スイッチは入っている。 というか昨夜からずっと入れっぱなしにしてあるのだ。つまり、 換気扇がコワれた。何故か?おそらく昨日の工事が原因ではなかろうか。 とりあえず業者に連絡はしたが、来るのは明日になるそうだ。 シャツは足りないわ、換気扇はコワれるわ、ヒゲは剃り忘れるわ(アカンがな) マッタク散々だ。僕はずいぶん目に遭っている。助けてサンタマリア。 おや、(一字不明)シャツを着なくちゃいけないったら。 |
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