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2005,03,09, Wednesday
パーキング
駐車場を借りた。おかげで生活に係る月々の固定費が1.5倍にハネ上がってしまった。
まあ、アジトから徒歩1分の立体駐車場だ、ちと高価いが止むを得まい。 ただ立体とはいえ私の借り受けたスペースは1階、セキュリティの観点においてそのメリットはゼロだ。 しかし、付近の他の駐車場も見て回ったが、月額はさして変わらない。 これが相場なのだ。以前住んでいた田舎村とは比ぶべくもない。 問題なのはそんな事ではないのだ。 契約を済ませた後、早速管理人に現場まで案内してもらう。 立体駐車場などという高尚なシロモノ初体験な私は、ちょっとビビって管理人に付いてきてもらう事にしたのだ。 だが前述のとおり1階なので、ワクが少し狭い事を除けば何という事はない。 左右の駐車車両に注意しつつ所定の場所に愛車を格納する私。傍で見守る管理人のオバチャン。 と、その刹那、私の目はお隣さんのクルマに釘付けとなった。あ、あの機体は... 黒塗りのベンツ!純黒のメルセデス、である... 次の瞬間、私の脳裡によぎったのは、「プール付きのマンション」でも「ベッドでドン・ペリニヨン」でもなく、「セメントを履いて大阪湾に沈む自分」であった。 その衝撃のラストシーンに至るまでのエピソードは大いに端折られている。 とにかく私は著しく動揺しつつも可能な限りはじっこにはじっこにクルマを寄せた。 そんな私の動揺を若干間違って解釈したオバチャンからアドヴァイスが。 「まだこっちだいぶ空いてますよー、オーライオーラーイ」 ちっとも「オーライ」ではない。こっちは命が懸かっているのだ。 今回は何とか無事駐車し遂せたが、果たしていつまでもつか... 「ハイそれじゃね、一応ね無人ですからね、盗難とかはアレですけどね、 何か"トラブル"とかあったらね、ワタシとこ連絡してくださいね。」 冗談ではない。トラブってからでは遅いのだ。セメント履いて大阪ベイだ。 第3倉庫に8時半だ。必ず逝くから底で待ってろよ。 以来入出庫の際には、隣が出かけている事を祈っているのだが、 残念な事にいつもベンツ様はそこに鎮座ましましていらっしゃる。 |
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