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2005,04,19, Tuesday
ヴェジタブリアン
今日びそんな連中がまだいるのかどうかは判らないが、動物愛護の観点からヴェジタリアンを標榜している連中が、私には理解できない。動物たちを殺してはかわいそう、と言いながら植物たちを殺して食っている。そんなヴェジタリアンが、私には理解できない。
もちろん、健康面から動物性脂肪の摂取を否として菜食生活を営んでいる人は別である。栄養の偏りが心配ではあるが。斯く言う私も移転以来まったく自炊をしていないため、栄養が偏っているのでないかと流石に気になりだした。己の食生活を顧みてみると、顧みるまでもなく9割方カレーである。夜は多少フンパツして、いいカレーを食す。肉、野菜、油、調味料のバランスがとれたこだわりカレーの店やインド料理店などである。がしかし、昼間はどうしてもカネをかける気になれず、300円程度で済むフランチャイズのカレースタンドで間に合わせてしまうため、栄養バランスが非常に心配なのだ。いくら昼食だけとはいえ、こんなジャンクなカレーばかりでは体に悪そうだ。もっとちゃんとしたカレーを食べたいところだが、背に腹は代えられない。 という事で、このところ毎日欠かさず野菜ジュースを飲む事にしている。朝昼夜の一日3回必ずだ。そしてここでも私はキチンとバランスというものを考慮して、出来るだけ様々な銘柄の野菜ジュースを飲む事にしている。実際、一口に野菜ジュースといってもビックリするくらいたくさんの種類があるのだ。それを片っ端から試していく。違う店に行けばまた見たことのない物が置いてあったりする。そういうのを見つけるのも楽しい。 だが、ここに重大な落とし穴が潜んでいた。味である。野菜ジュース界は大きく2つの流派に分かれている。トマト派とニンジン派である。サードパーティである青汁については、その影響力はさておき勢力としては弱小といえるので除外する。とにかくこの派閥が厄介のタネなのだ。多種多様の野菜ジュースたち。そのパッケージも色とりどりである。「n種類の野菜+フルーツ」といった方程式が記載されている物もよく見かける。が、果たしてそれがトマト派なのかニンジン派なのかよく判らない物が多いのだ。 健康管理のための野菜ジュース摂取をスローガンに掲げながら何をウダウダ言っているのか、そう思われる向きもあろうかとは思う。しかし、この点は非常に重要なポイントなのだ。私はトマトジュースが大嫌いなのである。トマトは大好きだが、アレをどう加工したらトマトジュースの如き悪辣な味になるのか不思議だ。カパーフィールドのイリュージョンより不思議だ。 中には「トマトミックス」などと明記されているものもある。そういった類は華麗にスルーなのだが、パッと見だけで判別がつかず、地獄を味わわされた事は2度や3度ではないのだ。それでも、残したり途中で捨てたりといった行為を善しとしない貧乏性な私は最後まで飲み干す。それはもうモノスゴイ形相で。これではかえって体によろしくない。精神的にもダメージ大である。 そんなオールオアナッシングでロシアンルーレットな日々を送っている私だが、最近は何と言うか「勘」みたいな物が鋭くなってきたようだ。このところトマト味にはとんとお目にかからない。須くニンジンミックスを引き当てている。ま、伊達に毎日飲んじゃいないしね。シロウトじゃないんだから。ほらもうニオイ、っていうの?気配で判っちゃうんだよね、私くらいになると。さっき買ってきたコレだって絶対ふたをあけるとモノすっごいトマトジュースのニオイがしてるがなオイ! いこうか...地獄の門が、あいている。 |
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